ポエトリー アグネスの詩

ポエトリー アグネスの詩
監督 イ・チャンドン
脚本 イ・チャンドン
製作 イ・ジュンドン
イ・ドンハ
撮影 キム・ヒョンソク
編集 キム・ヒョン
製作会社 ファインハウスフィルム
配給 大韓民国の旗 ネクスト・エンターテインメント・ワールド
日本の旗 シグロ/キノアイ・ジャパン
公開 大韓民国の旗 2010年5月13日
フランスの旗 2010年5月19日CIFF
日本の旗 2012年2月11日
上映時間 139分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 韓国語
興行収入 $2,230,640[1]
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ポエトリー アグネスの詩
各種表記
ハングル
日本語読み:
英語 Poetry
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ポエトリー アグネスの詩』(ポエトリー アグネスのうた、原題:)は、イ・チャンドン監督・脚本による2010年公開の韓国映画

概要

監督のイ・チャンドンが、韓国で実際に起きた女子中学生集団レイプ事件から着想を得て制作した。表題の「アグネス」とは、作品内で自殺した少女の洗礼名である。

2010年、韓国のアカデミー賞といわれる大鐘賞の最優秀作品賞に選ばれた。

あらすじ

ミジャは古いアパートで、生活保護を受けながら、娘から預かった中学生の孫チョンウクの面倒を見ている60代の女性。ある日、町内の文化院で偶然に「」の講座を受講したことで、詩を書く喜びや歌う喜びを初めて知る。詩の世界に没頭していくミジャだったが、アルツハイマーを発症する。また、チョンウクが同級生を数か月間にわたり輪姦し続け、その女子中学生が自殺したことを知る。関係者たちは事件を公にすることを嫌い、被害者の母親に示談金を支払って、ことを収めようとする。

キャスト

  • ヤン・ミジャ:ユン・ジョンヒ(英語版)
  • チョンウク:イ・ダウィ
  • キボムの父:アン・ネサン
  • カン老人:キム・ヒラ(朝鮮語版)
  • キム・ヨンタク:金龍澤
  • ファン・ミョンスン:ファン・ビョンスン(朝鮮語版)

公開

2010年5月13日に韓国の194館で公開され、初週末に約25万8000ドルを売り上げた[2]Box Office Mojoの調査によると、2010年8月1日までに韓国での累計興行収入は130万1057ドル(15億4043万8477ウォン)となっている[3]

批評家の反応

Rotten Tomatoesでは56個の評論家レビューで支持率は100%であり、平均点は10点満点で8.6点である[4]

受賞・ノミネート

映画祭・賞 部門 候補 結果
カンヌ国際映画祭[5] パルム・ドール イ・チャンドン ノミネート
脚本賞 イ・チャンドン 受賞
アジア・フィルム・アワード[6] 作品賞 ノミネート
監督賞 イ・チャンドン 受賞
脚本賞 イ・チャンドン 受賞
大鐘賞 作品賞 受賞
脚本賞 イ・チャンドン 受賞
女優主演賞 ユン・ジョンヒ 受賞
男優助演賞 キム・ヒラ 受賞
大韓民国映画大賞 作品賞 受賞
青龍映画賞 主演女優賞 ユン・ジョンヒ 受賞
第47回百想芸術大賞 監督賞 イ・チャンドン 受賞

参考文献

  1. ^ “Poetry” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年11月6日閲覧。
  2. ^ Han Sunhee (2010年5月17日). “Cannes' 'Housemaid' cleans up in Korea”. Variety. 2010年5月18日閲覧。
  3. ^ “South Korea Box Office, July 30–August 1, 2010”. Box Office Mojo. 2010年10月24日閲覧。
  4. ^ “Poetry (2010)”. Rotten Tomatoes. 2010年11月6日閲覧。
  5. ^ “OFFICIAL SELECTION 2010” (英語). カンヌ国際映画祭. 2012年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月6日閲覧。
  6. ^ “5th AFA Nominees & Winners by Film” (英語). アジア・フィルム・アワード. 2011年11月6日閲覧。

外部リンク

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大鐘賞 最優秀作品賞
第1回-10回
  • 燕山君 (1962)
  • 烈女門 (1963)
  • 血脈 (1964)
  • 聾唖の三龍 (1965)
  • 浜辺の村 (1966)
  • 帰路 (1967)
  • 大院君 (1968)
  • 中止のため受賞者なし (1969)
  • 脚本賞のみ授与 (1970)
  • 無名の教師 (1971)
第11回-20回
  • 義士安重根 (1972)
  • 紅衣将軍 (1973)
  • 土地 (1974)
  • 炎 (1975)
  • 母 (1976)
  • 乱中日記 (1977)
  • 警察官 (1978)
  • 旗のない旗手 (1979)
  • 人間の息子 (1980)
  • 招かれた人々 (1981)
第21回-30回
  • 神よ、ここに光を (1982)
  • 糸をつむぐ女 (1983)
  • マーニム 愛の嵐 (1984)
  • ディープ・ブルー・ナイト (1985)
  • 霧の柱 (1986)
  • 燕山日記 (1987)
  • 波羅羯諦 ハラギャティ (1989)
  • 墜落するものには翼がある (1990)
  • 若き日の肖像 (1991)
  • 開闢 (1992)
第31回-40回
第41回-50回
第51回-60回
第61回-70回