ヤンディ・ディアス

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はディアス、第二姓（母方の姓）はフェルナンデスです。

ヤンディ・ディアス
*Yandy Díaz*
タンパベイ・レイズ #2
タンパベイ・レイズ時代（2021年7月11日）
基本情報
国籍	（ドミニカ共和国へ亡命）
出身地	キューバビジャ・クララ州サグア・ラ・グランデ（英語版）
生年月日	(1991-08-08) 1991年 8月8日（32歳）
身長体重	6' 2" ＝約188 cm 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	一塁手、三塁手、外野手
プロ入り	2013年アマチュアFA
初出場	2017年4月3日
年俸	$6,000,000（2023年）^[1]
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
ナランハス・デ・ビジャ・クララクリーブランド・インディアンス (2017 - 2018) タンパベイ・レイズ (2019 - )
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ヤンディ・ディアス・フェルナンデス（Yandy Díaz Fernandez, 1991年 8月8日 - ）は、キューバ共和国ビジャ・クララ州サグア・ラ・グランデ（英語版）出身のプロ野球選手（一塁手、三塁手、外野手）。右投右打。MLBのタンパベイ・レイズ所属。

経歴

キューバ時代から亡命

キューバの国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのナランハス・デ・ビジャ・クララでプレーしていた。

2013年にドミニカ共和国へ亡命した後、クリーブランド・インディアンスと契約^[2]。

インディアンス時代

2014年に傘下のA+級カロライナ・マドキャッツでプロデビュー。76試合に出場して打率.286、2本塁打、37打点、3盗塁を記録した。

2015年はAA級アクロン・ラバーダックスとAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、2球団合計で136試合に出場して打率.309、7本塁打、56打点、8盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。

2016年もAA級アクロンとAAA級コロンバスでプレーし、2球団合計で121試合に出場して打率.318、9本塁打、58打点、11盗塁を記録した。この年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出された。

2017年はスプリングトレーニング時は招待選手だったが、開幕はメジャーのロースターで迎えることとなった^[3]。4月3日のテキサス・レンジャーズとの開幕戦にて「8番・三塁手」でメジャーデビュー。4打数1安打で、7回表にダルビッシュ有からメジャー初安打となる二塁打を放った^[4]。この年メジャーでは49試合に出場して打率.263、13打点、2盗塁を記録した。

2018年は49試合に出場して打率.312、1本塁打、15打点を記録した。

レイズ時代

2018年12月13日にインディアンスとタンパベイ・レイズとシアトル・マリナーズによる三角トレードが行われ、レイズはインディアンスにジェイク・バウアーズを放出し、ディアスとコール・サルサーを獲得、マリナーズはインディアンスにカルロス・サンタナを放出し、エドウィン・エンカーナシオンを獲得した^[5]。

2023年6月29日に一塁手部門のファン投票で初となるオールスターゲームに選出された^[6]。

レギュラーシーズンでは、レイズ史上初の首位打者を獲得した。^[7]

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2017	CLE	49	179	156	25	41	8	1	0	51	13	2	0	1	21	0	1	35	5	.263	.352	.327	.679
2018	CLE	39	120	109	15	34	5	2	1	46	15	0	0	0	11	1	0	19	6	.312	.375	.422	.797
2019	TB	79	347	307	53	82	20	1	14	146	38	2	2	4	35	1	1	61	9	.267	.340	.476	.815
2020		34	138	114	16	35	3	0	2	44	11	0	0	0	23	1	1	17	6	.307	.428	.386	.814
2021		134	541	465	62	119	20	1	13	180	64	1	1	4	69	4	3	85	11	.256	.353	.387	.740
2022		137	558	473	71	140	33	0	9	209	57	3	3	1	78	2	6	60	10	.296	.401	.423	.824
2023		137	600	525	95	173	35	0	22	274	78	0	1	2	65	0	8	94	16	.330	.410	.522	.932
MLB：7年		609	2483	2149	337	624	124	5	61	941	276	8	7	12	302	9	20	371	63	.290	.381	.438	.819

2023年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	一塁（1B）						二塁（2B）						三塁（3B）						左翼（LF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2017	CLE	-						-						40	19	50	2	8	.972	3	2	0	1	0	.667
2018	CLE	9	51	7	0	1	1.000	-						9	0	10	1	1	.909	-
2019	TB	22	136	5	1	17	.993	-						50	21	79	4	7	.962	-
2020		2	9	0	0	0	1.000	-						25	12	41	1	4	.981	-
2021		81	510	31	2	51	.996	1	0	0	0	0	----	58	35	84	2	12	.983	-
2022		17	121	8	1	11	.992	-						102	63	163	5	18	.978	-
2023		118	868	69	4	70	.996	-						6	2	3	0	0	1.000	-
MLB		249	1695	120	8	150	.996	1	0	0	0	0	----	290	152	430	15	50	.975	3	2	0	1	0	.667

2023年度シーズン終了時

タイトル

首位打者：1回（2023年）

表彰

シルバースラッガー賞（一塁手部門）：1回（2023年）

記録

MiLB

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2016年）

MLB

MLBオールスターゲーム選出：1回（2023年）

背番号

36（2017年 - 2018年）
2（2019年 - ）

脚注

^ “Yandy Diaz Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年5月24日閲覧。
^ Paul Hoynes (2017年3月18日). “Straight out of Cuba: Yandy Diaz, Leandro Linares signed with Cleveland Indians after defecting together” (英語). Cleveland Plain Dealer. 2017年4月7日閲覧。
^ Jordan Bastian (2017年3月30日). “Strong spring earns Diaz spot with Indians” (英語). MLB.com. http://www.mlb.com/news/article/221597808/yandy-diaz-makes-indians-opening-day-roster/ 2017年4月7日閲覧。
^ Joe Noga (2017年4月4日). “Yandy Diaz was all smiles after defensive gem, big hit in Cleveland Indians debut” (英語). Cleveland Plain Dealer. 2017年4月7日閲覧。
^ Richard Justice (2018年12月13日). “Rays get infielder Diaz, trade Bauers to Tribe” (英語). MLB.com. 2018年12月26日閲覧。
^ Thomas Harrigan (2023年6月29日). “From 1st-timers to 10th-timers, All-Star Game's starting field set” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。
^ “ア・リーグ首位打者はレイズのＹ・ディアス１か月首位を走っていたシーガーは無安打で２位転落で終了”. スポーツ報知 (2023年10月2日). 2024年1月14日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ヤンディ・ディアスに関連するカテゴリがあります。

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Yandy Diaz stats MiLB.com （英語）

表話編歴タンパベイ・レイズロースター
投手	47 ジェイソン・アダム 14 タイラー・アレクサンダー 64 ショーン・アームストロング 11 シェーン・バズ（故障者リスト） 45 タージ・ブラッドリー 34 アーロン・シバーレ 60 ギャレット・クレービンジャー 58 ヨニエル・カレット（英語版） 48 クリス・デベンスキー（故障者リスト） 24 ザック・エフリン 29 ピート・フェアバンクス（故障者リスト） 49 ケビン・ケリー 52 ザック・リッテル 74 ジェイコブ・ロペス 88 フィル・メイトン 18 シェーン・マクラナハン（故障者リスト） 44 ライアン・ペピオ（故障者リスト） 38 コリン・ポシェ（故障者リスト） 61 エラスモ・ラミレス 57 ドリュー・ラスムッセン（故障者リスト） 39 マヌエル・ロドリゲス 59 ジェフリー・スプリングス（故障者リスト） 63 エドウィン・ウセタ（英語版） 40 ジェイコブ・ワゲスパック
捕手	28 アレックス・ジャクソン 50 レネ・ピント 30 ベン・ロートベット
内野手	62 ジョナサン・アランダ（故障者リスト） 37 オズレイビス・バサベ 7 ホセ・カバレーロ 13 ジュニオール・カミネロ 2 ヤンディ・ディアス 5 ワンダー・フランコ（制限リスト） 8 ブランドン・ロウ（故障者リスト） 25 カーティス・ミード 17 アイザック・パレデス 54 オースティン・シェントン 6 テイラー・ウォールス（故障者リスト）
外野手	56 ランディ・アロサレーナ 21 ジョニー・デルカ 15 ジョシュ・ロウ 1 リッチー・パラシオス 43 ハロルド・ラミレス 10 アーメッド・ロザリオ 22 ホセ・シリ
監督・コーチ	16 ケビン・キャッシュ（監督） 27 ロドニー・リナレス（ベンチコーチ） 51 チャド・モトーラ（打撃コーチ） 35 ブレイディ・ノース（英語版）（打撃コーチ補佐） 23 カイル・スナイダー（投手コーチ） 92 リック・ナップ（英語版）（投手コーチ補佐） 9 マイケル・ジョンズ（一塁コーチ） 4 ブレイディ・ウィリアムズ（英語版）（三塁コーチ） 33 ホルヘ・モンカダ（ブルペンコーチ） 97 ジョナサン・アーリックマン（分析） 99 ミーシャ・ドワーケン（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧 2024年5月9日更新

業績

表話編歴アメリカンリーグ首位打者
1900年代	01 ナップ・ラジョイ 02 エド・デラハンティ 03 ナップ・ラジョイ 04 ナップ・ラジョイ 05 エルマー・フリック 06 ジョージ・ストーン 07 タイ・カッブ 08 タイ・カッブ 09 タイ・カッブ
1910年代	10 タイ・カッブ 11 タイ・カッブ 12 タイ・カッブ 13 タイ・カッブ 14 タイ・カッブ 15 タイ・カッブ 16 トリス・スピーカー 17 タイ・カッブ 18 タイ・カッブ 19 タイ・カッブ
1920年代	20 ジョージ・シスラー 21 ハリー・ハイルマン 22 ジョージ・シスラー 23 ハリー・ハイルマン 24 ベーブ・ルース 25 ハリー・ハイルマン 26 ヘイニー・マナシュ 27 ハリー・ハイルマン 28 グース・ゴスリン 29 ルー・フォンセカ（英語版）
1930年代	30 アル・シモンズ 31 アル・シモンズ 32 デール・アレキサンダー（英語版） 33 ジミー・フォックス 34 ルー・ゲーリッグ 35 バディー・マイヤー（英語版） 36 ルーク・アップリング 37 チャーリー・ゲーリンジャー 38 ジミー・フォックス 39 ジョー・ディマジオ
1940年代	40 ジョー・ディマジオ 41 テッド・ウィリアムズ 42 テッド・ウィリアムズ 43 ルーク・アップリング 44 ルー・ブードロー 45 スナッフィー・スターンワイス（英語版） 46 ミッキー・バーノン 47 テッド・ウィリアムズ 48 テッド・ウィリアムズ 49 ジョージ・ケル
1950年代	50 ビリー・グッドマン（英語版） 51 フェリス・フェイン（英語版） 52 フェリス・フェイン（英語版） 53 ミッキー・バーノン 54 ボビー・アビラ（英語版） 55 アル・ケーライン 56 ミッキー・マントル 57 テッド・ウィリアムズ 58 テッド・ウィリアムズ 59 ハービー・キーン
1960年代	60 ピート・ラネルズ（英語版） 61 ノーム・キャッシュ 62 ピート・ラネルズ（英語版） 63 カール・ヤストレムスキー 64 トニー・オリバ 65 トニー・オリバ 66 フランク・ロビンソン 67 カール・ヤストレムスキー 68 カール・ヤストレムスキー 69 ロッド・カルー
1970年代	70 アレックス・ジョンソン 71 トニー・オリバ 72 ロッド・カルー 73 ロッド・カルー 74 ロッド・カルー 75 ロッド・カルー 76 ジョージ・ブレット 77 ロッド・カルー 78 ロッド・カルー 79 フレッド・リン
1980年代	80 ジョージ・ブレット 81 カーネイ・ランスフォード 82 ウィリー・ウィルソン 83 ウェイド・ボッグス 84 ドン・マッティングリー 85 ウェイド・ボッグス 86 ウェイド・ボッグス 87 ウェイド・ボッグス 88 ウェイド・ボッグス 89 カービー・パケット
1990年代	90 ジョージ・ブレット 91 フリオ・フランコ 92 エドガー・マルティネス 93 ジョン・オルルド 94 ポール・オニール 95 エドガー・マルティネス 96 アレックス・ロドリゲス 97 フランク・トーマス 98 バーニー・ウィリアムス 99 ノマー・ガルシアパーラ
2000年代	00 ノマー・ガルシアパーラ 01 イチロー 02 マニー・ラミレス 03 ビル・ミラー 04 イチロー 05 マイケル・ヤング 06 ジョー・マウアー 07 マグリオ・オルドニェス 08 ジョー・マウアー 09 ジョー・マウアー
2010年代	10 ジョシュ・ハミルトン 11 ミゲル・カブレラ 12 ミゲル・カブレラ 13 ミゲル・カブレラ 14 ホセ・アルトゥーベ 15 ミゲル・カブレラ 16 ホセ・アルトゥーベ 17 ホセ・アルトゥーベ 18 ムーキー・ベッツ 19 ティム・アンダーソン
2020年代	20 DJ・ルメイユ 21 ユリ・グリエル 22 ルイス・アラエス 23 ヤンディ・ディアス

表話編歴アメリカンリーグシルバースラッガー賞（一塁手）
1980年代	80 セシル・クーパー 81 セシル・クーパー 82 セシル・クーパー 83 エディ・マレー 84 エディ・マレー 85 ドン・マッティングリー 86 ドン・マッティングリー 87 ドン・マッティングリー 88 ジョージ・ブレット 89 フレッド・マグリフ
1990年代	90 セシル・フィルダー 91 セシル・フィルダー 92 マーク・マグワイア 93 フランク・トーマス 94 フランク・トーマス 95 モー・ボーン 96 マーク・マグワイア 97 ティノ・マルティネス 98 ラファエル・パルメイロ 99 カルロス・デルガド
2000年代	00 カルロス・デルガド 01 ジェイソン・ジアンビ 02 ジェイソン・ジアンビ 03 カルロス・デルガド 04 マーク・テシェイラ 05 マーク・テシェイラ 06 ジャスティン・モルノー 07 カルロス・ペーニャ 08 ジャスティン・モルノー 09 マーク・テシェイラ
2010年代	10 ミゲル・カブレラ 11 エイドリアン・ゴンザレス 12 プリンス・フィルダー 13 クリス・デービス 14 ホセ・アブレイユ 15 ミゲル・カブレラ 16 ミゲル・カブレラ 17 エリック・ホズマー 18 ホセ・アブレイユ 19 カルロス・サンタナ
2020年代	20 ホセ・アブレイユ 21 ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア 22 ナサニエル・ロウ 23 ヤンディ・ディアス
捕手二塁手三塁手遊撃手外野手指名打者