司教杖

カトリック教会の黄金製の司教杖(13世紀カルカソンヌ

司教杖(しきょうじょう)は、司教主教)が祭式の時に手に持つのことである。牧杖、あるいはバクルスラテン語: baculus)とも言う。

概要

典礼の冠のミトラ同様、司教(主教)の権能の象徴である。司牧者としてその教区の信徒を牧することを表すため、カトリック教会の司教杖は羊飼いの杖に似せて、先端が曲がったゼンマイのような形をしている。聖公会では牧杖あるいはパストラルスタッフと言う。

正教会で、主教や、高位の修道司祭たる掌院が用いる杖については「権杖」を参照

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、司教杖に関連するカテゴリがあります。
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ