吉川美穂

吉川 美穂
Miho Yoshikawa
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2018-19UCIトラックワールドカップにて
基本情報
本名 吉川 美穂
よしかわ みほ
生年月日 (1993-01-15) 1993年1月15日(31歳)
国籍 日本の旗 日本
身長 166.0cm
体重 57.0kg
選手情報
所属 日本競輪選手会和歌山支部
期別 120期
登録地変遷
2016年 - 2019年?

2021年 -
ライブガーデン・ビチステンレ、
ビスカヤ・ドゥランゴ
日本競輪選手会和歌山支部
■最終更新日:2021年4月29日  ■テンプレートを表示
獲得メダル
トラックレース
日本の旗 日本
アジア競技大会
2018 ジャカルタ 団体追抜

吉川 美穂(よしかわ みほ、1993年1月15日 - )は、大阪府泉南郡岬町出身の女子競輪選手、元自転車競技選手。競輪選手としては日本競輪選手会和歌山支部所属、ホームバンクは和歌山競輪場日本競輪選手養成所(以下、養成所)第120期生。師匠は稲毛健太(97期)。

経歴

和歌山県立和歌山北高等学校出身[1]。中高時代はソフトボール部に所属していたが、引退後の高校3年夏に自転車競技を始めた。ちょうどガールズケイリンが始まる直前であり、日本競輪学校(当時)では第1期生(102期)の募集が行われていた時期でもあったが、自転車競技を始めて間がなかったこと、周囲から「(受験は)時期尚早ではないか」と言われたこともあり、その当時は受験を見送った[2]。高校卒業後、サイクルベースあさひに選手として就職[3]

2016年、栃木県の女子プロロードレースチーム「ライブガーデン・ビチステンレ」に所属、2017年からはスペインの強豪チーム「ビスカヤ・ドゥランゴ」に所属しワールドツアーに参戦した[4]。また、日本自転車競技連盟からも、養成所同期の内野艶和とともにトラックレース中距離強化指定選手「B」指定選手(アカデミー)として指定された。

2020年1月16日、養成所第120回技能試験に合格[5]。在所中は第1回記録会で女子史上7人目のゴールデンキャップを獲得。続く第2回記録会でもゴールデンキャップを獲得し、女子史上3人目となる複数回ゴールデンキャップ獲得者となる。

養成所での競走成績は1位(26勝)[6]であったが、卒業記念レースは決勝5着[7]

2021年3月1日、養成所を卒業。卒業式ではゴールデンキャップ賞、最優秀学業賞、最優秀技能賞、新記録賞を獲得し表彰された[8]。同日、日本競輪選手養成所和歌山支部所属の競輪選手として登録された。3月26日には、同日に設立されたトラック競技チーム「チーム楽天Kドリームス」(英語表記:TEAM RAKUTEN K DREAMS)のメンバーに加わったことが発表された[9]

2021年5月8日名古屋競輪場での新人戦「競輪ルーキーシリーズ2021」でデビュー。初勝利は同年5月22日大宮競輪場での新人戦(二日目)、初優勝は翌23日の同開催[10]7月2日からの富山FIIにて本格デビューし、同開催では初日1着、二日目2着として、120期生としては最初に本格デビュー後に決勝進出し3着。

自転車競技は2021年限りで区切りをつけ引退し、2022年以降はガールズケイリンに専念。2022年は1月3日伊東温泉FI(ナイター)決勝で逃げ切り、本格デビュー後初優勝。同年は上期だけで優勝4回を数える活躍もあり、7月に行われたガールズ特別競走・ガールズケイリンフェスティバル玉野)では内野艶和とともに120期生としては最初に出場を果たし、かつ決勝に進出した(6着)。同年は13回の優勝、そして年間獲得賞金額は1658万9400円でガールズケイリンでは10位につけた。

2023年は新設されたGIである第1回パールカップ岸和田)では初日予選で敗退したものの、7月のFII・ガールズケイリンフェスティバル函館)と10月のGI・第1回オールガールズクラシックで決勝戦2着、11月のGI・第1回競輪祭女子王座戦小倉)決勝戦7着などの活躍で獲得賞金額上位となり、年末のガールズグランプリ2024立川)に初出場を果たす(6着)。同年は最終的に年間獲得賞金額2118万3500円でガールズケイリンでは6位となった[11]

エピソード

  • 自宅ではロシアンブルーの猫4匹を飼っており、時々自身のXのポストにも登場する。ただ、自身は猫好きだが猫アレルギーとのことで、猫アレルギーでも飼える品種としてロシアンブルーを飼っている[12]

脚注

  1. ^ 和歌山)和歌山北高出・自転車の吉川選手が競輪学校合格
  2. ^ Winners〜栄光の軌跡〜、第15回、吉川美穂編 - けいりんマルシェ
  3. ^ アスリートサポートプログラム > 吉川 美穂(自転車競技)
  4. ^ 吉川美穂がスペインの強豪チーム「ビスカヤ・ドゥランゴ」と契約
  5. ^ 日本競輪選手養成所第120回選手候補生入所試験合格者名簿 (PDF)
  6. ^ 競走成績戦法別一覧表総合 (PDF)
  7. ^ 第120回選手候補生全着順 (PDF)
  8. ^ 第119回(男子)及び第120回(女子)選手候補生表彰 (PDF)
  9. ^ “国際自転車競技連合登録トラック競技チーム「チーム楽天Kドリームス」について”. KEIRIN.JP (2021年3月26日). 2021年3月29日閲覧。
  10. ^ “ガールズ在所1位の吉川美穂が直線で抜け出しルーキーS初優勝/大宮”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年5月23日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202105230000962.html 2021年5月23日閲覧。 
  11. ^ “2023年(1 月〜12 月)賞金取得上位20名一覧表(女子)” (PDF). JKA (2024年1月5日). 2024年1月5日閲覧。
  12. ^ “「猫のために競輪」「家のローン返済のため」...ガールズグランプリのダークホース吉川美穂がイメージするレース展開と意気込み”. web Sportiva(集英社) (2023年12月21日). 2024年3月21日閲覧。

外部リンク

  • 選手情報: 吉川 美穂 - KEIRIN.JP
  • Miho Yoshikawa (@MihoYoshikawa_J) - X(旧Twitter)
男子
  • 金古将人1990.9
  • 稲村成浩1991.5
  • 豊岡弘1991.10
  • 小嶋敬二1993.11
  • 武田豊樹2002.8
  • 金澤竜二2005.7
  • 上野真吾2007.6
  • 宮島聖悟2007.9
  • 金子哲大2008.9
  • 杉森輝大2012.8
  • 吉田拓矢2014.9
  • 松本貴治2016.7
  • 坂井洋2018.9
  • 藤井侑吾2018.9
  • 町田太我2019.5・2019.9・2020.2
  • 菊池岳仁2019.5・2019.9
  • 坂本紘規2019.9
  • 寺崎浩平2019.9
  • 青柳靖起2020.2
  • 山口拳矢2020.2
  • 木村皆斗2020.6・2020.9
  • 北井佑季2020.9
  • 志田龍星2020.9
  • 山根将太2020.9
  • 渡口勝成2020.9
  • 吉田有希2021.1
  • 田口雄介2021.1
  • 室井蓮太朗2021.6
  • 村田祐樹2021.6・2021.9・2022.1
  • 太田海也2021.6・2021.9
  • 山口多聞2021.6・2021.9
  • 後藤大輝2021.9
  • 東矢圭吾2021.9・2022.1
  • 中野慎詞2021.9
  • 岸田剛2021.9
  • 真鍋智寛2021.9
  • 荒川仁2022.1
  • 纐纈洸翔2022.1
  • 治田知也2022.1
  • 梅崎隆介2022.1
  • 齋藤雄行2022.1
  • 大川剛2022.1
  • 荒川達郎2022.8
  • 稲毛知也2022.8
  • 保田浩輔2023.1
  • 黒瀬浩太郎2023.1
  • 中石湊2023.9・2024.1
  • 松本昂大2023.9
  • 森田一郎2023.9・2024.1
  • 西岡利起2023.9
  • 高橋舜2023.9
  • 中村龍吉2023.9
  • 阿部英斗2023.9・2024.1
  • 今井希2024.1
  • 山崎歩夢2024.1
  • 岩元叶馬2024.1
  • 角田光2024.1
  • 瀧川幸広2024.1
  • 塩島嵩一朗2024.1
  • 市田龍生都2024.5
  • 丸山留依2024.5
女子
養成所早期卒業者◎ / のち中途退所(退学)*
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