巴彦県

中華人民共和国 哈爾浜市 巴彦県
旧称:巴彦蘇蘇
哈爾浜市中の巴彦県の位置
哈爾浜市中の巴彦県の位置
哈爾浜市中の巴彦県の位置
簡体字 巴彦
繁体字 巴彦
拼音 Bāyàn
カタカナ転写 バーイェン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
哈爾浜
行政級別
建置 1908年
改制 1913年
面積
総面積 3,137.7 km²
人口
総人口(2004) 70 万人
経済
電話番号 0451
郵便番号 151800
行政区画代碼 230126
公式ウェブサイト http://www.bayan.gov.cn/

巴彦県(はげん-けん)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する県。県人民政府の所在地は巴彦鎮。

中国地名の変遷
建置 1908年
使用状況 巴彦県
巴彦州
中華民国巴彦県
満洲国巴彦県
国共内戦期間巴彦県
現代巴彦県

地理

巴彦県は、西部を呼蘭区市轄区)と、北西を綏化市地級市)・北林区(市轄区)と、北東を綏化市・慶安県県級行政区)と、東部を木蘭県(県級行政区)と接し、南部は賓県(県級行政区)との行政区境にアムール川(黒竜江)へと続く松花江が流れている。

歴史

巴彦県の旧称はバヤン・スス(巴彦蘇蘇)である。これはモンゴル語もしくは満洲語で「富庶」を意味する単語を由来とする。また一説ではバヤンとムラン(木蘭)の境界を流れる黄泥河(旧名フテク河[1])附近をフテク・スス(佛特喜蘇蘇)と称し、それが転訛したものとも称される。

清代は黒竜江将軍フラン城守尉の管轄地とされていたが、1862年同治元年)、黒龍江将軍の上奏によりフラン庁が設置、1864年(同治3年)に庁治がフラン城よりバヤン・スス(現在の巴彦鎮)へと移転された。1905年光緒30年)1月29日、フラン庁はフラン府に改編されバヤン地区を管轄した。1908年(光緒34年)になると独立した行政区画として巴彦州を設置、中華民国が成立すると1913年民国2年)に巴彦県に改編され現在に至る。

行政区画

下部に10鎮、8郷を管轄:

  • :巴彦鎮、興隆鎮、西集鎮、窪興鎮、竜泉鎮、巴彦港鎮、竜廟鎮、万発鎮、天増鎮、黒山鎮
  • :松花江郷、富江郷、華山郷、豊楽郷、徳祥郷、紅光郷、山後郷、鎮東郷

交通

鉄道

道路

  • 高速道路
    • 鶴哈高速道路
  • 省道
    • 101省道
  • 県道
    • 022県道
    • 158県道

健康・医療・衛生

  • 巴彦県人民医院
  • 巴彦県第二人民医院
  • 巴彦県婦幼保健院

脚注

  1. ^ 漢字表記は佛特庫河

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、巴彦県に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 巴彦県人民政府 (中国語)
黒竜江省の行政区画
省都:ハルビン市
副省級市
ハルビン市
地級市
チチハル市
鶴崗市
双鴨山市
鶏西市
大慶市
伊春市
牡丹江市
ジャムス市
七台河市
黒河市
綏化市
地区
大興安嶺地区
注:*印があるのは地方によって設立された県級管理区。中華人民共和国民政部による行政区画データでは呼瑪県と内モンゴル自治区オロチョン自治旗の各一部と見なされている。
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