帯山

帯山
熊本市立帯山西小学校
北緯32度48分11.6秒 東経130度45分04.7秒 / 北緯32.803222度 東経130.751306度 / 32.803222; 130.751306
日本
都道府県 熊本県
市町村 熊本市
中央区
東区
人口
2010年(平成22年)10月1日現在)
 • 合計 16,956人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
862-0924
地図

帯山(おびやま)は、熊本県熊本市町名。帯山一丁目から帯山九丁目までが設置されており、ほぼ全域中央区だが四丁目56番は東区となっている。2010年国勢調査人口は16,956人。(すべて中央区の人口・東区は0人)郵便番号は全域共通で862-0924。

地理

一丁目と、その南は渡瀬(わたるぜ)とも呼ばれる。また、六丁目と、その南側は三郎(さぶろう)とも呼ばれる。北側はもともと同じ町であった保田窪、東側で熊本県立大学のある月出、熊本赤十字病院のある長嶺南、鉄工団地のある長嶺西、南側で、もともと同じ健軍町だった三郎・東京塚町・京塚本町、さらには熊本工業高等学校の北側にある上水前寺、水前寺公園の北及び東側に属する水前寺、西側で熊本高等学校のある新大江と接する。

交通の便がよく(熊本都市バス産交バス等が頻繁に走っている)、そのため、子供がいる家族などに人気のある住宅街として知られている。

帯山四丁目56番のみ熊本市東区に属し、それ以外の帯山は熊本市中央区に属する。小学校の校区で言えば、帯山四丁目56番のみ西原(にしばる)校区、帯山一丁目は1番から5番、24番は託麻原校区(4番20号から34号、24番は帯山西小学校の選択も可能)、それ以外は帯山西校区、二丁目が帯山西校区、帯山四丁目56番以外の帯山三~九丁目は帯山校区に属する。

この地域の字名には「平山」「平ノ山」「平野山」があるが実際の帯山は傾斜地が多く、これらの名は傾斜度がやや大きい地を指す「ヒラ」に漢字「平」を当てたもので、誤解を生みやすい[1]

歴史

現在の帯山中学校近辺から北東方向にある台地の淵は、かつて最大10m程度の崖になっていた。これは、上南部東部中学校付近までや雑木林が茂る山状を成し、古くはこれを「帯山」という通称で呼んでいた。1924年(大正13年)11月、陸軍練兵場がこの地に設けられると、台地全体を帯山と呼ぶようになった。[1]

第二次世界大戦の終戦後、この練兵場は民間に払い下げられた。1953年(昭和28年)に市の中心部が大水害の被害を受けると帯山に市営住宅が建設され、市民の移住が始まった。その後は周辺の宅地化も進み、2010年の国勢調査では世帯数7,238であった。

行政上はもともと、出水町国府(帯山一丁目~三丁目)、保田窪本町(帯山二・四~九丁目)、健軍町(帯山三丁目・六丁目)であった。1977年(昭和54年)の住居表示改正に初めて帯山という地名が行政上に登場し、以降数回の住居表示改正により、帯山一~九丁目に割り振られ、現在に至っている。帯山小学校は創立当時は保田窪本町、帯山中学校は創立当時出水町国府、帯山西小学校は創立時はすでに帯山一丁目であったが、もともとは出水町国府であった。

人口16,956人のうち、男性は7,868人、女性は9,088人であり、男性1人に対し、女性1.16人という割合である。

沿革

2012年4月1日からは、熊本市の政令指定都市移行により中央区となったが、北側にあたる四丁目56番のみ東区となった。(店舗・事務所のみで、住居は1軒もない[2]

これは、国体道路が開通したときに、帯山四丁目の範囲を国体道路以南と確定したためである。帯山校区と西原(にしばる)校区は、旧来の道路(国体道路より1本南側の市道)を基に決めており、政令指定都市に昇格した際、小学校の校区別に区割りを実施し、帯山小校区は中央区、西原小校区は東区と取り決めたため、住居のない1区画のみ東区となった。(もともとは住居もあった)

交通

熊本都市バスが、帯山地区と熊本市中心部を結ぶ公共交通機関を担っている。また、平日は熊本市東部と西南部を結ぶ東バイパスライナーも運行されている。その他、本数は少ないが熊本東バイパスを通る産交バスの路線がある。また、場所によっては豊肥本線東海学園前駅が徒歩圏内に所在しており、九州新幹線が発着する熊本駅や、大型ショッピングモール「ゆめタウン光の森」のある光の森駅まで直通で行くことが出来る。昼間は20分間隔、朝夕は10-20分間隔で運転されており、利便性が高い。また、熊本市外へは、帯山中学前バス停から、小倉、福岡、福岡空港方面のバスが発着しており、交通の便はとても良いと言える。

施設

  • かつては、熊本県運転免許センターが帯山九丁目に存在した。現在は菊陽町に移転し、跡地の大部分は熊本託麻台リハビリテーション病院になっている。ちなみに、熊本飛行場滑走路の跡地である。

教育機関

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 熊本地名研究会編著『くまもと城下の地名』熊本日日新聞社、熊日新書、2008年、200頁。ISBN 978-4-87755-323-4。 
  2. ^ 洋服の青山 熊本保田窪店 が立地する区画。
熊本市中央区の町・字
  • 安政町
  • 井川淵町
  • 出水
  • 板屋町
  • 魚屋町
  • 内坪井町
  • 江津
  • 大江
  • 大江本町
  • 岡田町
  • 帯山
  • 鍛冶屋町
  • 上鍛冶屋町
  • 上京塚町
  • 上水前寺
  • 上通町
  • 上林町
  • 辛島町
  • 川端町
  • 河原町
  • 北千反畑町
  • 京町本丁
  • 京町
  • 草葉町
  • 九品寺
  • 黒髪
  • 神水本町
  • 神水
  • 慶徳堀町
  • 紺屋阿弥陀寺町
  • 紺屋今町
  • 紺屋町
  • 子飼本町
  • 国府本町
  • 国府
  • 小沢町
  • 古城町
  • 壺川
  • 湖東
  • 琴平本町
  • 琴平
  • 呉服町
  • 米屋町
  • 細工町
  • 桜町
  • 三郎
  • 島崎
  • 下通
  • 十禅寺
  • 城東町
  • 新大江
  • 新鍛冶屋町
  • 新市街
  • 新町
  • 新屋敷
  • 水前寺公園
  • 水前寺
  • 水道町
  • 菅原町
  • 船場町下
  • 船場町
  • 段山本町
  • 千葉城町
  • 中央街
  • 坪井
  • 手取本町
  • 通町
  • 渡鹿
  • 中唐人町
  • 西阿弥陀寺町
  • 西子飼町
  • 西唐人
  • 二の丸
  • 白山
  • 萩原町
  • 八王寺町
  • 花畑町
  • 春竹町大字春竹
  • 東阿弥陀寺町
  • 東京塚町
  • 東子飼町
  • 古桶屋町
  • 古川町
  • 古京町
  • 古大工町
  • 平成
  • 保田窪
  • 本荘町
  • 本荘
  • 本丸
  • 松原町
  • 南熊本
  • 南千反畑町
  • 南坪井町
  • 宮内
  • 妙体寺町
  • 迎町
  • 室園町
  • 本山町
  • 本山
  • 薬園町
  • 山崎町
  • 弥生町
  • 横紺屋町
  • 横手
  • 世安町
  • 世安
  • 万町
  • 練兵町

一覧は「町名区名対照表」(2021年11月29日現在)に基づく。

カテゴリ カテゴリ
  • 秋津新町
  • 秋津町秋田
  • 秋津町沼山津
  • 秋津
  • 石原町
  • 石原
  • 出水
  • 画図東
  • 画図町大字上無田
  • 画図町大字重富
  • 画図町大字下江津
  • 画図町大字下無田
  • 画図町大字所島
  • 江津
  • 榎町
  • 尾ノ上
  • 帯山
  • 小峯
  • 小山町
  • 小山
  • 鹿帰瀬町
  • 上南部町
  • 上南部
  • 京塚本町
  • 神水本町
  • 神園
  • 湖東
  • 御領
  • 栄町
  • 桜木
  • 佐土原
  • 三郎
  • 下江津
  • 下南部
  • 昭和町
  • 新生
  • 新南部
  • 新外
  • 水源
  • 月出
  • 戸島西
  • 戸島本町
  • 戸島町
  • 戸島
  • 渡鹿
  • 中江町
  • 長嶺西
  • 長嶺東
  • 長嶺南
  • 錦ケ丘
  • 西原
  • 沼山津
  • 八反田
  • 花立
  • 東京塚町
  • 東本町
  • 東野
  • 東町
  • 平山町
  • 広木町
  • 保田窪本町
  • 保田窪
  • 南町
  • 山ノ内
  • 山ノ神
  • 弓削町
  • 吉原町
  • 若葉

一覧は「町名区名対照表」(2021年11月29日現在)に基づく。

カテゴリ カテゴリ
  • 表示
  • 編集
熊本県の旗

この項目は、熊本県に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:日本の都道府県/熊本県)。

  • 表示
  • 編集