道師
道師(みちのし)は、684年(天武天皇13年)に制定された八色の姓の制度で新たに作られた姓(カバネ)で上から5番目。八色の姓の授与が4番目の忌寸で途絶えてしまったので、授与の記録がなく、どのような氏族を対象にした姓であったかは不明である。語の意味から想像すると「諸道の師」であり、難波薬師や河内絵師など、職業に通じ、技術で仕える有力氏族を対象として制定されたもののようである。あるいは「造」姓を対象にしたのではないか、とも言われている[1]。
脚注
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- ^ 『日本書紀』(五)p201、岩波文庫、1995年
参考文献
- 『角川第二版日本史辞典』p913、高柳光寿・竹内理三:編、角川書店、1966年
- 『岩波日本史辞典』p1091、原慶二、岩波書店、1999年
- 『日本書紀』(五)、岩波文庫、1995年
- 『日本書紀』全現代語訳(下)、講談社学術文庫、宇治谷孟:訳、1988年
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