4つのデュエット

ウィキポータル クラシック音楽
ポータル クラシック音楽

4つのデュエットVier DuetteBWV802-805は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したオルガン曲。現在はピアノまたはチェンバロで演奏されることが多い。

概要

タイトルの「デュエット」とは、2声のインヴェンションのことを意味しており、4曲とも2声部の鍵盤楽器音楽である。1739年に出版された「クラヴィーア練習曲集第3巻」に、この「4つのデュエット」が収録されている。第3巻は他の巻とは異なってオルガン用のものであるが、この「4つのデュエット」は様式的やそれ以外の要素から見ても、他のオルガン曲とは特異な内容を持っているため、以前から何の楽器のために作曲されたものなのか、検討され続けていた。現在も定説はない。ピアノチェンバロオルガンなどで演奏されることが多い。

構成

4曲の構成で、全曲の演奏時間は約10分

  • 第1曲 ホ短調 BWV802
  • 第2曲 ヘ長調 BWV803
  • 第3曲 ト長調 BWV804
  • 第4曲 イ短調 BWV805

関連作品

外部リンク

ヨハン・ゼバスティアン・バッハのクラヴィーア練習曲集
第1巻

パルティータ BWV825‐830(第1番 変ロ長調 · 第2番 ハ短調 · 第3番 イ短調 · 第4番 ニ長調 · 第5番 ト長調 · 第6番 ホ短調

第2巻

フランス風序曲 BWV831 · イタリア協奏曲 BWV971

第3巻

前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552 · 21のコラール前奏曲 BWV669‐689 · 4つのデュエット BWV802‐805(第1曲 ホ短調 · 第2曲 ヘ長調 · 第3曲 ト長調 · 第4曲 イ短調

第4巻
ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品一覧