KNBダイナミックナイター

KNBダイナミックナイター
ジャンル プロ野球中継
放送方式 生放送
放送時間 毎週水曜 - 金曜 18:00 - 21:00
放送局 北日本放送ラジオ
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KNBダイナミックナイター(ケイエヌビーダイナミックナイター)は、北日本放送ラジオ(KNBラジオ)で毎年4月 - 9月のナイター期間中に水曜 - 金曜の18:00から放送されているプロ野球のナイター中継である。

概要

中継のオープニングでのタイトルコールは、『FM90.2 KNBダイナミックナイター!』となっている。

ナイター中継中に、その日のナイター関連のクイズを出題し、正解者の中からプレゼントが贈られる。応募については2020年まではKNB公式サイトの専用フォームで受け付けていたが、2021年以降はKNB公式アプリ『KNBアプリ』での応募に変更された。プレゼントの当選者は翌日(金曜放送分の場合は翌週月曜日)の『でるラジ』内で発表される。

主に巨人戦を放送しているが、稀にそれ以外の放送局の中継を放送する事がある。

2022年シーズンまでは、最大延長は22:00までだったが、2023年シーズンから中継終了後につなぎ番組として放送していた「KNBナイターミュージック」の放送が終了しオフシーズン期同様に定時番組を組むため、延長はなくなり定時で終了するようになった(試合途中でも佐藤栄治アナの「これでナイター中継を終わります。」という挨拶が入る)。


放送ネット内容は、水 - 金曜日:NRNナイター(キー局:ニッポン放送)である。

2012年までは土曜の放送もあり、1981年シーズンまでと2010~2012年シーズンに文化放送幹事のNRNナイターを放送していた。1982年シーズンから2009年シーズンまでは日曜の放送も有り、この間の土・日はJRNナイターであった。2010年よりTBSラジオが土・日の全国中継を取りやめたため、日本シリーズを除いて日曜の放送枠を廃し、土曜を文化放送-NRNネット受けに戻したが、2013年から土曜日も定時番組を編成するため、週末のナイター編成は廃止となった。土曜の放送の関西の系列局は1976年までMBS、1977~1981年がOBC、1982年のJRNナイター参加以降がABCとなっていた。土日JRN廃止と同時にABCもNRNネットへ移行した。

2017年まで火曜日はJRNナイター(キー局:TBSラジオ)を同時ネットしていたが、TBSが2017年限りでプロ野球中継関連の業務から撤退したため、2018年から火曜日の中継を廃止。廃止後から2023年度までは『アフター6ジャンクション』の同時ネットを実施。なお『アフター6ジャンクション』は2023年10月から『アフター6ジャンクション2』に改題され月 - 木曜の22:00 - 23:30(後に23:55までに拡大)に放送されているが、KNBでは同年4月から『レコメン!』(文化放送制作)のネットに充てていることからネットされていない[1]。その代わりにKNBでは『アフター6ジャンクション』の放送時間帯を引き継いで放送されている『荻上チキ・Session』を2023年10月から同時ネット。

2019年度から放送時間が18時から[2]となったが、時報とともに中継を開始しており、中継のオープニングは1回表終了後に流される[3]。この形は2023年時点で放送エリア内にプロ野球球団の本拠地がない地域では唯一のことである[4]

富山県でのプロ野球公式戦開催時、オリックス・ブルーウェーブ(現:オリックス・バファローズ)にイチローが在籍していた頃には、自社が勧進元だったこともあり同球団の主催試合をKNBの自社制作または在阪局(要員の都合によっては在京局)の制作で優先的に放送したことがあったが、その後は勧進元が自社か競合局(富山テレビ=主に中日主催・チューリップテレビ=主に横浜・広島・ロッテ主催)か他社(読売新聞社・日本テレビ・報知新聞社=巨人。自社も後援)を問わず特に優先して放送する措置は取られず、全国ネット本番カードに該当し、かつネットワーク担当曜日と一致した時に限って放送していた。

2024年5月14日(火曜日)は、久々に富山県で開催の巨人対DeNA戦(ニッポン放送制作NRNナイター)を特別にネット受けし(18:00 - 21:00)、中継終了後に天気予報と時報を挟んで『KNBナイターミュージック』を編成(21:00 - 21:30)したことに伴い同日の『Session』は臨時にネットを返上、『レディオ・グラフィティ』(再放送)は休止となった。この中継では特別に読売新聞がスポンサーについた。

制作担当局(2017年時点)

地域(球団)/曜日
基本系列 JRN NRN
北海道 HBC STV
宮城 TBC
関東[* 1]西 TBSRF LF
東海 CBC SF
近畿 ABC MBS ABC
広島 RCC
福岡 RKB KBC
  1. ^ JRN(TBSラジオ)ネットの時はヤクルト主催ゲームの中継はできない(日本シリーズおよび本拠地球場開催のオールスターゲームを除く)。ただし、1994年 - 2001年は、巨人と横浜の対戦時の裏カードに限ってビジター球団の地元局に根としないことを条件として中継が認められていた。

関連項目

脚注

  1. ^ その一方で、金曜日はTBSラジオの『武田砂鉄のプレ金ナイト』をネットしている。
  2. ^ これに伴い『アフター6ジャンクション』もナイターシーズンの月・火曜の放送を18時開始に変更。JRN加盟局で18時から放送していたのはKNBが唯一であった。
  3. ^ 2021年は試合自体が18時より早く始まる試合が設定されており、その場合オープニングは「中継開始直後のイニング終了」後、という扱いとなる。また制作局の中継開始時間の都合により時報直後にオープニングとなる場合もある
  4. ^ 2023年時点で中継枠が18時から始まる局は他に新潟放送静岡放送KBS京都があるが、3局とも時報直後はオープニングとCMを放送し中継に飛び乗る形となる

外部リンク

  • KNBダイナミックナイター - 北日本放送
阪神オリックス
主催試合担当1
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
火曜のみネット受け6
関連番組(全国向け)
過去の制作・ネット局
脚注
1 土・日はJRNナイターを放送する局がないが、阪神(もしくはオリックス)の対戦相手の地元にJRN単独局がある場合、MBSの中継がJRN向けとなることがある。デーゲームは原則としてABCがJRN向けを担当する。
2 月・金・土・日はNRN向けの中継を担当する。オリックス戦は金曜除き原則裏送りのみ。土・日のデーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合は、JRN単独局のCBC、HBC、RKB向け中継として放送される。日程によりナイターに準じてNRN向けの場合もある。
3 火・水・木はNRN向けの中継を担当。土・日は通常はLFと独自ネットを組むが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN向け兼LF予備カードの中継として放送されるほか、デーゲームでABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局のSF、KBC、STVへ中継配信を行う。
4 原則、JRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分も原則NRN扱いで、裏送りはJRN向けをLF・MBSの予備カードを兼ねる場合とそれぞれ別制作する場合があるが、デーゲームは対在京・在阪球団戦はJRN・NRN共用の素材扱いとし、対日本ハム・中日・ソフトバンク戦では自社分をJRN向けに振り替えるが、JRN局が乗り込んだ場合は除く。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
5 月・水・木・金のJRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分は原則JRN扱いであるが、ナイター時はLF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
6 各局ともRKBでの放送内容に準拠してネット受けし放送。2010年から土日のJRNナイター廃止に伴い、土曜日は地域により中継枠廃止あるいはNRNナイター(QR系)の中継に変更し、日曜日は全局が中継枠を廃止する。
7 稀にJリーグなど自社制作の中継に差し替えられることがある。
8 2018年 から平日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、JRN各局から西武ビジターゲームのナイターの配信を受ける。平日のオールスターゲームもJRN各局と相互に配信する。金曜の対在阪球団戦は、ABCとMBSの何れと組むかは不定である。
9 2010年以降は土曜と日曜日のナイターで、JRN各局から予備カードの配信を受け、加えて2018年から土曜と日曜日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、関東圏外のパリーグの試合が本番になった場合もJRN各局から配信を受ける。土・日開催のオールスターゲームもMBSならびにJRN各局と相互に配信する。在阪局とのネットは2009年以前からMBSの間で実施している。
10 1979年から1992年まで(CBCはそれ以後も)、ラジオ日本との提携を実施し、中日主管はCBC、阪神主管はABC、広島主管はRCCがそれぞれ「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送用の中継を制作していた。セ・パ交流戦のソフトバンク主管試合でRKBが「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送を制作した事例がある。2016年2017年は、RFとTBS・JRN各局の相互提携を本格的に再開し、巨人戦を中心にRF制作でJRN向けに、逆にJRN各局がRF向けのナイターをそれぞれ相互配信する(RF側のネット局は当該項参照)。TBSラジオがナイター中継から撤退して以後のJRN各局との対応はそれぞれの局で異なる。ネット受け対象に「マリーンズナイター」も加わっている。
11 2017年度で終了。金曜(過去は月曜も)は、大阪府で火 - 木はABC、月と金はMBSとネット局が異なることに配慮してプロ野球東西南北(過去はナイターミュージックライブラリーも)として放送するが、内容と趣旨はプロ野球ネットワークかつてはナイターミュージックランドと同一である。
12 2010年度-2017年度は土・日のレギュラー中継枠は設けず、基本的に裏送りのみ。TBSラジオの中継は2017年度で終了した。2018年以降は中継を続けるJRN各局のDeNA主催ビジター戦向けの制作協力は行う。
13 ネット放送が終了してレギュラーのプロ野球中継枠は全廃となり、地元球場で試合開催時のみ自社制作および放送を行う。
在京球団主催試合担当
自社放送中
裏送りのみ制作
阪神オリックス
主催試合担当
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
水〜土曜ネット受け
水〜金曜ネット受け9
木〜金曜ネット受け7
金曜のみネット受け8
関連番組(全国向け)
関連番組(ローカル)
過去のネット局
脚注
1 土・日はMBSと独自のネットを組んで放送(ただし、在阪球団の主催試合でも自社制作することがある)し、在京・在阪球団以外の主催試合は自社制作するか、地元のNRN系列局に制作を委託する。そのうちMBS・TBC・RCC制作分は予備カード(対中日・日本ハム・ソフトバンク戦)に限りJRN向け中継を放送することもある。月曜日のLFはナイター有無に関わらず原則放送なしのため、特にセ・リーグの一部の試合での裏送り・技術協力のみ関与。2018年以降土・日曜日は自社の予備カードも兼ねる形で、関東圏の試合でHBC・RKBへの技術協力や裏送りを行う。
2 普段は平日の文化放送ローカルの中継として放送されているが、平日の西武主催試合に限りNRN向けに個別ネット扱いで中継配信を行う場合がある(NRNナイターとしての予備待機はLFが実施し、本番時はLFからのネットを優先)。関東圏以外のビジターゲームはJRN局(HBC・RKB他)からネット受けが原則となり、関東圏の試合ではJRN向けへの裏送りを行っている。金曜の対在阪球団戦についてはABCとMBSのどちらと組むかは、その時々により異なる。
3 2013年以降日曜日、2019年以降土曜日(「文化放送A&Gゾーン」拡大に伴う)を日本シリーズなどの不定期放送に変更し、自社のレギュラー放送を終了。ナイター中継を行うNRN向けの裏送り・技術協力を行う(「NRNナイター本番カード」の設定はQRの裏送り中継や系列局制作中継を組み込む形で継続)。
4 月・金はJRN向けの中継を担当(月曜のオリックス戦は原則裏送りのみ)。土・日はLFと独自のネットを組んで放送するが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN単独局(CBC・HBC・RKB)にも配信される(LF予備カードを兼ねる)ほか、デーゲームではABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局(SF・KBC・STV)への中継配信を行う。
5 火〜木はJRN向けの中継を担当。土・日は基本的に月・金同様にNRN向け中継担当であるが、デーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合では、JRN単独局(CBC・HBC・RKB)向けに切り替えられる(日程によってはナイターに準じてNRN向けの場合もある)。
6 原則、自社向け中継はNRN向けに放送するが、土・日のデーゲームは自社向け中継は原則JRN向けに放送(LF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり)。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
7 北海道地区は、STV-R・HBCともはNRNに加盟(HBCはJRNとのクロスネット)しているが、ナイターネットはSTV-RはNRN、HBCはJRNのみである。しかし、STV-Rは2017-20年までを除き、定時番組枠確保の観点から、土・日はデーゲーム(2021年以後はナイターも)の放送を行わなかった関係で、NRN独占放送であるヤクルト主管の日本ハム戦が生中継される場合、LFから裏送りでHBCから放送した試合があった。また2021年(巨人対日本ハム)のように、土・日にナイター開催となった試合がLF-HBCとして放送される例もある。
8 全局とも放送しない曜日は中継枠を設けず、別番組を放送。
9 全局とも土・日は中継枠を設けず、別番組を放送。
10 水曜日は楽天主催試合がある場合、TBC制作の楽天主催試合に差し替え。
11 該当曜日以外にはナイター中継枠を設けていない。
12 稀に自社制作の中継(Jリーグ四国IL中継等)に差し替えられることがある。
13 地元球場での試合開催時には中継カード差し替え。
14 水曜日はソフトバンク主催試合がある場合、その試合(KBCでの放送内容に準拠)に差し替え。ソフトバンクビジター戦の場合はカードによりNRN全国向け中継に振り替える場合がある。
15 平日と土・日で同一タイトルであるが、趣旨は異なる。土・日版は2019年以降QR自社は放送せず、NRN系列局への裏送り。
16 通常は平日のナイター終了後のフィラー番組として放送されているが、平日にソフトバンク戦ナイターの開催予定がない場合、NRNナイターを差し替えて拡大放送。
17 平日にライオンズ戦の開催予定がない場合放送。
18 土曜日にナイターの開催予定がない場合に交互に放送。
19静岡県で開催の試合を自社制作してNRNに本番および予備カードとして配信することがあるが、火・土・日曜に該当する場合、臨時に放送枠を設けるか、裏送りとするかが随時異なる。
20 2021年をもって打ち切り。
21 OBCのナイター完全撤退により2007年をもって打ち切り。打ち切り時点では土・日の阪神・オリックス主催試合担当(日曜は自社での放送は行わず、NRN系列局への裏送り)だった。平日はローカル中継「近鉄バファローズナイター」(2004年まで)・「オリックス・バファローズ ナイトスタジアム」(2005年のみ)を放送していた。
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