ドミトリー・ムセルスキー

ドミトリー・ムセルスキー
Dmitriy Muserskiy
基本情報
国籍 ロシアの旗 ロシア
生年月日 (1988-10-29) 1988年10月29日(35歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 マキイフカ[1]
ラテン文字 Dmitriy Muserskiy
身長 218cm[2]
体重 104kg
選手情報
所属 サントリーサンバーズ
ポジション MB[3] / OP
スパイク 375cm
ブロック 347cm
獲得メダル
ロシアの旗 ロシア
オリンピック
2012 男子バレーボール
ワールドカップ
2011 男子バレーボール
ワールドリーグ
2010 男子バレーボール
2011 男子バレーボール
2013 男子バレーボール
欧州選手権
2013 男子バレーボール
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ドミトリー・ムセルスキーロシア語: Дмитрий Александрович Мусэрский[4], 1988年10月29日[5][6] - )は、ロシアの男子バレーボール選手。ウクライナマキイフカ出身(当時ソビエト社会主義共和国連邦[1])。ロシア代表

来歴

2012年ロンドンオリンピック決勝のブラジル戦では、第3セットでオポジットに配置され[7]、チーム中最多の31得点をあげて、逆転優勝に貢献した。218cmという身長は、2013年ワールドリーグの参加選手中、最長身だった[8]

2014年CEVチャンピオンズリーグでは優勝に貢献するとともにベストブロッカーを獲得した[9]

2016年、怪我によりリオデジャネイロオリンピック出場を辞退[10]

2018/19シーズンは日本でプレーする可能性が報じられ[11]、8月にV.LEAGUE DIVISION1のサントリーサンバーズに入団[12]。V.LEAGUEでも実力を発揮し、2018-19シーズンに得点王、スパイク賞、ベスト6を受賞し、2019-20シーズンもベスト6を受賞した[13][14]。そして、2020-21シーズン、最高殊勲選手賞(MVP)に輝く活躍でチームを14シーズンぶりの優勝に導き、サーブ賞、ベスト6も受賞した[15]

2021年、東京オリンピック前の公式戦ネーションズリーグで負傷を負い、2大会連続で怪我によるオリンピック出場辞退とアナウンスされた[10]。しかし、怪我はそれほど重傷ではなく、2013年5月のドーピング検査の結果による失格処分が不出場の原因であり、2013年5月当時は陽性反応であったことが隠されていて、ムセルスキーは自身にも知らされてなかったとロシアでのインタビューで述べた[16]FIVBから2021年4月5日-2022年1月4日まで選手活動の一時停止処分を受け、サントリーでもそれに従い同日まで出場を見合わせることとなった[17]。2022年から再びサントリーの試合に出場し、シーズン途中からの出場のため規定試合出場数を満たさず個人技術ランキングには掲載されないが、V・レギュラーラウンド20試合で481得点を取り、総得点ランキングで8位に相当する得点を挙げるなど、チームの連覇に貢献した[18][19][20]第70回黒鷲旗全日本選抜大会でもチームの優勝に貢献し、自身も黒鷲賞(最高殊勲選手賞)を受賞した[21][22]

2022-23シーズン、サントリーはV1男子ファイナルで敗れ準優勝で3連覇を逃すが、敢闘賞、ベスト6を受賞となる活躍を見せチームに貢献した[23]。その後の第71回黒鷲旗全日本選抜大会でも敢闘賞とベスト6を受賞。その後に開催されたアジアクラブ選手権でサントリーの優勝に貢献し、MVPを受賞した[24][25]

球歴

所属クラブ

受賞歴

脚注

  1. ^ a b 2013 CEV VELUX Volleyball European Championship Player Details
  2. ^ FIVB Men's Grand Champion Cup 2013 Player's Biography
  3. ^ Player Statistics (Best Spikers) - Men's World Cup 2015
  4. ^ ロシア語ラテン翻字: Dmitriy Muserskiy
  5. ^ “Dmitriy Muserskiy”. London2012.com. 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月12日閲覧。
  6. ^ “Dmitriy Muserskiy”. FIVB. 2013年11月1日閲覧。
  7. ^ バボChannet(バボちゃんネット) - フジテレビ、2012年9月5日
  8. ^ “The long and the short of the 2013 World League”. FIVB. 2013年9月30日閲覧。
  9. ^ “Individual Awards - Best Blocker”. 2014 CEV DenizBank Volleyball Champions League. 2015年4月22日閲覧。
  10. ^ a b “RUS M: It happens again – Muserskiy misses second Olympics in row due to injury”. WorldOfVolley (2021年7月2日). 2021年7月27日閲覧。
  11. ^ “BOOOOOM... Muserskiy left Belgorod and joins Osaka!”. Worldofvolley (2018年8月10日). 2018年8月15日閲覧。
  12. ^ “ドミトリー・ムセルスキー選手 入団のお知らせ”. サントリーサンバーズ (2018年8月20日). 2018年8月21日閲覧。
  13. ^ 『2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2019年4月14日。https://www.vleague.jp/topics/news_detail/212562021年4月5日閲覧 
  14. ^ 『2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年2月29日。https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216672021年4月5日閲覧 
  15. ^ 『2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2021年4月5日。https://www.vleague.jp/topics/news_detail/219752021年4月4日閲覧 
  16. ^ “Всё о дисквалификации Мусэрского: похоже, в 2013-м его допинг скрыли, а в 2021-м это стоило ему поездки на Олимпиаду”. (2021年10月20日). https://m.sport.business-gazeta.ru/article/268913/ 2021年10月21日閲覧。 
  17. ^ “ドミトリー・ムセルスキー選手 選手活動の一時停止について”. サントリーサンバーズ (2021年10月18日). 2021年10月21日閲覧。
  18. ^ “ムセルスキー ドミトリー”. V.LEAGUE. 2022年4月18日閲覧。
  19. ^ “2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・レギュラーラウンド 個人技術集計表(Best15)”. V.LEAGUE (2022年4月3日). 2022年4月18日閲覧。
  20. ^ “2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN優勝のお知らせ”. サントリーサンバーズ (2022年4月17日). 2022年4月18日閲覧。
  21. ^ “第70回 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 決勝トーナメント戦 結果” (PDF). 大阪府バレーボール協会. 2022年5月5日閲覧。
  22. ^ “第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会特別表彰選手(男子)” (PDF). 日本バレーボール協会. 2022年5月5日閲覧。
  23. ^ “ウルフドッグス名古屋が7年ぶり2度目の優勝 -中央日土地 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE FINAL 最終結果-”. V.LEAGUE (2023年4月23日). 2023年4月30日閲覧。
  24. ^ “SUNTORY SUNBIRDS SHINE BRIGHTEST TO CLAIM JAPAN’S HISTORIC ASIAN MEN’S CLUB TITLE IN BAHRAIN” [サントリーサンバーズがバーレーンで、日本にとって歴史的なアジア男子クラブのタイトル獲得で最大の輝きを放つ] (英語). アジアバレーボール連盟 (2023年5月22日). 2023年5月22日閲覧。
  25. ^ “サントリー 日本勢初のアジアクラブ男子選手権制覇”. 月バレ.com (日本文化出版). (2023年5月22日). https://www.getsuvolley.com/230522_asiaclub_men 2023年5月22日閲覧。 

外部リンク

サントリーサンバーズ 2023-2024
スタッフ
S
OH/OP
MB
L
ロシアの旗 バレーボールロシア男子代表 2012 ロンドン五輪 1 1位 オリンピックの旗

3 アパリコフ | 4 フテイ主将 | 5 グランキン | 8 テチューヒン | 9 ソコロフ | 10 ベレジュコ | 12 ブツコ
13 ムセルスキー | 15 イリニフ | 17 ミハイロフ | 18 ボルコフ | 20 オブモチャエフ | 監督 アレクノ

V.LEAGUE DIVISION1 MEN 最高殊勲選手賞/最優秀選手
日本リーグ
1960年代

67 池田尚弘 / 68-69 大古誠司 / 69-70 白神守

1970年代

70-71 森田淳悟 / 71-72 横田忠義 / 72-73 大古誠司 / 73-74 中村祐造 / 74-75 中村祐造 / 75-76 中村祐造 / 76-77 田中幹保 / 77-78 森田淳悟 / 78-79 田中幹保 / 79-80 田中幹保

1980年代

80-81 田中幹保 / 81-82 山田修司 / 82-83 田中幹保 / 83-84 山田修司 / 84-85 杉本公雄 / 85-86 三橋栄三郎 / 86-87 三橋栄三郎 / 87-88 三橋栄三郎 / 88-89 田中幹保 / 89-90 田中幹保

1990年代

90-91 中垣内祐一 / 91-92 楊成太 / 92-93 青山繁 / 93-94 大竹秀之

Vリーグ
1990年代
2000年代
V・プレミア
リーグ
2000年代
2010年代
V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代

20-21 ドミトリー・ムセルスキー / 21-22 大宅真樹 / 22-23 バルトシュ・クレク

V.LEAGUE DIVISION1 MEN 敢闘賞
日本リーグ
1960年代

67 大古誠司 / 68-69 木村憲治 / 69-70 中村祐造

1970年代

70-71 横田忠義 / 71-72 森田淳悟 / 72-73 横田忠義 / 73-74 西本哲雄 / 74-75 森田淳悟 / 75-76 森田淳悟 / 76-77 森田淳悟 / 77-78 田中幹保 / 78-79 山田修司 / 79-80 山田修司

1980年代

80-81 山田修司 / 81-82 田中幹保 / 82-83 山田修司 / 83-84 田中幹保 / 84-85 ポール・グラットン / 85-86 井上謙 / 86-87 田中幹保 / 87-88 笠間裕治 / 88-89 川合俊一 / 89-90 長谷部三男

1990年代

90-91 大浦正文 / 91-92 中垣内祐一 / 92-93 楊成太 / 93-94 青山繁

Vリーグ
1990年代
2000年代

00-01 イリア・サベリエフ / 01-02 カルロス・ダシルバ / 02-03 イリア・サベリエフ / 03-04 イリア・サベリエフ / 04-05 宇佐美大輔 / 05-06 越川優

V・プレミア
リーグ
2000年代
2010年代
V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代

20-21 清水邦広 / 21-22 バルトシュ・クレク / 22-23 ドミトリー・ムセルスキー

V.LEAGUE DIVISION1 MEN ベスト6
Vリーグ
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
プレミア
リーグ
2006/07
2007/08
2008/09
2009/10
2010/11
2011/12
2012/13
2013/14
2014/15
2015/16
2016/17
2017/18
V.LEAGUE
DIVISION1
2018/19
2019/20
2020/21
2021/22
2022/23
 
1990年代
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2017年
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2019年
 
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2022年
2023年
★は黒鷲賞、☆は敢闘賞
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